山親爺

北海道を代表する野生生物のヒグマ。神の使いと崇められ、山親爺と親愛の情を込めて呼ばれ、獣害の記憶とともに恐れられ、鮭をくわえた木彫りの土産物になりなどなど、さまざまな形で道民の心や暮らしに根ざしています。

 

オスの成獣は大きいもので400キロほどになるともいわれ、ヒトが山で遭遇し、対戦することになった場合ひとたまりもありません。しかし、ヒグマは警戒心が強いので、山で仕事をしていても滅多に見かけません。こちらが慎重に準備をしていれば彼らの方が居なくなってくれるのでしょうか。

 

それでも丸腰よりもと、山に行く時の携行品としてヒグマ撃退スプレーがあります。トウガラシを煮詰めたようなエキスが充填されていて、対戦相手を数メートルまで引き寄せて噴射します。使わないことを祈るばかりです。